日本のクラシックホテルの一つ「奈良ホテル」に泊まったときの宿泊メモです。
- 奈良ホテルの第一印象:「和製ホテル」
- 奈良ホテルの由来
- 奈良ホテル:今回の宿泊プラン内容
- 奈良ホテル:客室の感想
- メインダイニングルーム 三笠での食事
- アインシュタインが弾いたピアノ
- 奈良ホテル(Nara Hotel)の場所
- 奈良ホテル(Nara Hotel)の宿泊料金を調べる
- 奈良ホテル(Nara Hotel)の写真:建物など
- 奈良ホテル(Nara Hotel)の風景:クラシックデラックスツインの部屋の様子など
- 奈良ホテル(Nara Hotel)の風景:メインダイニングルーム 三笠など
- 奈良ホテル(Nara Hotel)の風景:ティーラウンジなど
- 奈良ホテル(Nara Hotel)の風景:その他
秋の奈良旅行の際、日本のクラシックホテルの一つ「奈良ホテル」に泊まったときの宿泊メモです。
このときは、3泊4日の奈良旅行で、そのうちの一泊がこの「奈良ホテル」でした。
奈良ホテルの第一印象:「和製ホテル」
奈良ホテル・本館の建物に入ると、独特の雰囲気。今のようなホテルと違い、和風でありながら、旅館とも違う。例えるならば「和製ホテル」というような印象を、まず受けました。
本館は瓦屋根の日本的な建物で、建物の中には階段の手すりにお寺にあるような欄干があったり、西洋的暖炉があったりと、日本と西洋の文化が融合したような雰囲気。
明治頃の文明開化期のような雰囲気が残っていて、旧帝国ホテルのような、完全西洋式の煉瓦造りの建物と違い、「ホテル」という舶来物を日本流にアレンジしたような、先人の試みを感じさせます。
奈良ホテルの由来
歴史を感じるホテルでしたので、奈良ホテルがどういう経緯を経たのかが気になり、ちょっと調べてみました。
1909年(明治42年)10月に営業開始したホテル。
本館の建築にあたっては鉄道院によって鹿鳴館の建設費のおよそ2倍に当たる35万円という巨費が投じられ、東京駅駅舎を手がけた辰野金吾と片岡安のコンビが設計を、近畿の建築界において指導的立場にあった河合浩蔵が工事監理をそれぞれ担当するという、建築当時の日本を代表する建築家たちによる万全の体制が敷かれた。
第二次世界大戦前には国営(鉄道院→鉄道省直営)の時代が長く、近畿において国賓・皇族の宿泊する迎賓館に準ずる施設としての役割をになっていた。このため「西の迎賓館」とも呼ばれる。今日でも著名人が多く宿泊し、皇族の奈良宿泊の際にはこのホテルが利用されることが専らである。
京都の都ホテルの創業者である「西村仁兵衛」も、その発起メンバーで、当初は都ホテル運営会社が経営をされていましたが、その後、国営に変わったとのことです。
奈良ホテル:今回の宿泊プラン内容
- クラシックデラックスツイン/禁煙
- 夕朝食付(夕食:フレンチ特別コース)
- 1泊 一人¥48,200(夕朝食付)
- 1泊利用
今回利用したのは、朝夕食付きの宿泊プラン。
昔の建物、奈良ホテル・本館に泊まることができ、その上、奈良ホテルの名物である「メインダイニングルーム 三笠」で食事ができるというプランです。
奈良ホテル:客室の感想
今回利用したクラシックデラックスツインは、昔の客室がベースで、ゆったりとした広さのある部屋でした。
部屋の中には、アンティーク的な電話があったりして、大正モダン的な感じがあります。また、備え付けの衣装棚は、ホテルを建てる際に、大工さんが一つ一つ作ったような、味わい深い感じがあります。
しかし、昔のままの状態の部屋でありながら、テレビや冷蔵庫などの近代的なモノも導入されていて、今風な設備は揃っています。
冷暖房もちゃんと備えてありますが、今の近代的な建物と比べると断熱が弱く、秋冬の時期は冷え込みが厳しいのか、バスルームにはオイルヒーターが備え付けてありました。
奈良ホテルに泊まるならば、現代的なホテルにはない、クラシックな雰囲気を楽しめる本館・洋室がオススメだと思います。
メインダイニングルーム 三笠での食事
奈良ホテル滞在中に、夕食・朝食・昼食の三食を、ホテル内にある「メインダイニングルーム 三笠」を利用しました。
中は、伝統あるクラシックホテルのダイニングという雰囲気あふれています。
窓際の席では、昼間は外の景色も楽しめます。
夕食は、伝統的なフランス料理。
この日は、
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アミューズ
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ラングスティーヌと鯛のデュエット
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スープ
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舌平目の詰め物 法蓮草包み 雲丹を添えて シャンパン風味のソース
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シャーベット
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国産牛フィレ肉のステーキ
フランス産鴨フォアグラとともにマデラソース -
デザート
といった内容でした。
朝食は、名物という茶粥をいただきました。
昼食も、このメインダイニングで、名物の「カレー」をいただきました。 けっきょく、夕食・朝食・昼食の三食を、このダイニングでいただくことになりました。
アインシュタインが弾いたピアノ
奈良ホテルのティーラウンジには、アインシュタインが来日し、ホテルに滞在したときに弾いたというピアノが展示されています。
このピアノは、長い間行方が分からず、数十年かけてピアノの所在を探し、2012年にホテルに戻ってきたとか。
歴史を見てきたピアノです。
奈良ホテル(Nara Hotel)の場所
〒630-8301 奈良県奈良市高畑町1096
奈良ホテル(Nara Hotel)の宿泊料金を調べる
奈良ホテル(Nara Hotel)の写真:建物など
奈良ホテル(Nara Hotel)の風景:クラシックデラックスツインの部屋の様子など
奈良ホテル(Nara Hotel)の風景:メインダイニングルーム 三笠など
夕食
朝食
奈良ホテル(Nara Hotel)の風景:ティーラウンジなど
奈良ホテル(Nara Hotel)の風景:その他
Have a nice trip! ☻