新しいiPhoneの「eSIM」機能で海外旅行が変わる？

新しいiPhoneの「eSIM」（イーシム）を使ってみようとすると。。。

新しいiPhoneが2018年秋に登場

2018年秋にiPhone XS、iPhone XS MAX、iPhone XRの3機種が販売されました。

今使っているiPhoneとは機能的にはあまり大きな変化がないように感じられるのですが、前機種の分割払いもちょうど終了し、機種変更しました。スペック表をよく見ると「eSIM」（イーシム）が使えるようになったようで、どういう風に使えるのか調べてみました。

「eSIM」（イーシム）で海外旅行がラクになる？

今は、海外渡航の際、グローバルwifiなどの海外で使える海外WiFiレンタルを利用して、インターネット等の通信を行なっています。

昔と比べれば、海外WiFiレンタルは料金がかなり安く、また通信容量も大きくなり、使い勝手が向上してきているように感じます。

ただ、現地のプリペイドのSIMカード等と比べると、日本での受取・返却の期間もレンタル代を支払うことの費用も負担したり、海外WiFi機器を携帯することの不便さなどがあります。

「eSIM」（イーシム）が利用できるようになると、海外渡航の際に、スマホのSIMカードを入れ替えずに、海外現地の通信事業者の通信に切り替えができます。

従前から国内キャリアのローミングサービスもありますが、それとは異なり、海外現地等の通信事業者を契約し、その契約で海外現地の通信を行うことになります。

SIMロック解除されたスマホを持っている場合、海外渡航の際に、現地でプリペイドのSIMカードを買って、それをスマホに指して通信するのに似ています。

「eSIM」（イーシム）の仕組みを簡単に述べると、電子的なSIMカードがスマホの中に入っていて、それを契約内容に書き換えることで通信します。

今回の新型のiPhoneでは、その「eSIM」機能があり、国内ではドコモ、auやソフトバンクなどのキャリアを使い、海外にいる場合は現地の通信会社でといったことができるようになります。

あるいは国内でも、電話は従来のキャリア、データ通信をeSIMのキャリアで行うといったことも可能となります（のはず）。

 iPhoneの「eSIM」を使ってみようとすると。。。SIMロック解除が必要だった

機種購入から100日間はSIMロック解除ができない

新しいiPhoneを入手し、「eSIM」を使ってみようとしたら、まず「SIMロック解除」を行う必要があることが発覚しました。

昔、大手キャリアは「SIMロック解除」はなかなか応じてもらえなかった時代がありましたが、今はオンラインや店頭で「SIMロック解除」の手続きを行うことができるようです。

なお、すぐには「SIMロック解除」は行えず、私が使っているソフトバンクの場合、分割払いでの購入は機種購入日から101日目から手続きができるとのこと。今回12月下旬に新しいiPhoneを購入したので、「SIMロック解除」は3-4月頃ということになります。一括購入の場合は、この100日間の縛りはないです。

SIMロック解除：iPhoneのアクティベーションが必要

さらに、「SIMロック解除」のあと、iPhoneのアクティベーション作業が必要ということです。（アクティベーションは、iPhoneとAppleのサーバーで行う初期化作業とのこと。）

他キャリアのSIMカードがある場合、既存のSIMカードを外し、別キャリアのSIMカードを差し込むと、アクティベーションが実行されます。

他キャリアのSIMカードがない場合は、iPhoneを一度初期化し、iTunesからデータを復元すると、アクティベーションが行われるようです。

結論としては、機種変更の前に「SIMロック解除」の申請を行なうべきだったと思います。そうすれば、100日間の縛りもなく、新しい機種が来たときにセットアップ作業を行いますので、それと一緒にアクティベーション作業が行えたことになります。

春までは「eSIM」使えず

「eSIM」はiPhoneのSIMロック解除を行ってからということになりますので、春までは何も行うことができません。

ソフトバンクでeSIMプランなどが出れば、SIMロック解除しなくともeSIMを使うことができますが、私の目的は海外で使うことなので、あまり意味がないかな。

Have a nice trip! ☻