海外旅行時の両替はどれがおトクなのか。
- さまざまな為替レート
- 日本の空港での両替所
- 金券ショップ「大黒屋」での両替
- 日本の銀行での両替
- 現地空港の両替所
- 現地での両替所
- 海外(トラベル)プリペイドカード
- トラベラーズ・チェック
- クレジットカードの海外ATMキャッシング
- 余った現地通貨の使い道
今までいろいろな国に行くと、海外旅行の際、ショッピングなどではクレジットカードを使えるお店が多いです。
しかし、ちょっとした日常的なものには現地通貨の小銭類が必要です。まず空港に着いてから街までの移動、小銭が最初に必要となることが多いです。列車の券売機でクレジットカードが使えるところもありますが、日本のように、特急以外の列車では現地通貨の現金でないと買えないところもあります。
さまざまな為替レート
この両替というのが、場所やタイミングによって両替の手数料がさまざまで、為替レートが変わります。
数年前に香港での両替を見返してみると、
- 香港ドル(HKD)の実勢レート(2015-12-10):15.68円/HKD
- 成田空港の邦銀の両替:18.11円/HKD
- 香港国際空港内のTravelex:16.55円/HKD
- 香港の泊まったホテルでのレート:17.55円/HKD
- 香港現地の待の両替所:16.28円/HKD
- カード会社での現地ATMキャッシンング:15.67円/HKD(利息含む)
このときは、クレジットカード会社の海外ATMでのキャッシングが、キャッシング利息を含めても、実勢レートに一番近いレートとなっていました。
だいたい最近は、「海外ATMでのクレジットカードのキャッシング」で済ますことがほとんどです。
以前、年に1-2回ぐらいしか海外を訪れていなかった頃は、日本を発つ前に日本空港で両替をしてから飛び立っていました。その当時は「海外ATMでのクレジットカードのキャッシング」は利息が発生するからという理由で、選択肢すらでなかったように思います。
あらためて両替について考えてみました。
日本の空港での両替所
両替といえば、日本を発つ前に空港で両替をするという人もけっこういらっしゃると思います。私も、以前は空港でなんとなく両替をしていました。
しかし、いろいろな両替の方法を試してみて、思い返してみると、けっこうな手数料だったということを実感します。
例えば、 オーストラリアドルは実勢レートに10円ぐらいの為替手数料が乗せられています。ドルやユーロと比べて、流通量が少ないからかどうかはわかりませんが、かなりの割高です。
日本語で両替をしたい、対応してくれるスタッフが日本人だから安心、という要素もあるかもしれません。
金券ショップ「大黒屋」での両替
金券ショップ「大黒屋」でも両替をすることができます。
為替レート・手数料は、空港の両替より若干よかったように思います。
六本木の大黒屋を利用したことがあり、土地柄、日本人よりも外人の両替が多かった記憶があります。
日本の銀行での両替
銀行での両替は、銀行によっては「500ドルパック」のような感じでまとまったものしか対応しないところもあります。
米ドルのを買ってみると、100ドルの新札が入っていることが多く、けっこう使いづらかった記憶があります。
現地空港の両替所
先進国でもボラれるところもあります。
知人と一緒に行った国で、空港内の両替を利用したら、あとで計算したら「ものすごく高い?」というような為替レートで、結構損をされたことがあります。(スタッフが渡し忘れたという可能性もありますが。)
飛行機から降りて、頭がふらふらの状態での両替は、気をつけたいです。
現地での両替所
両替会社・場所により、レートがいろいろです。
とくにアジアは、個人経営のような両替屋さんも多く、レートはさまざまな感じです。
海外(トラベル)プリペイドカード
あらかじめ日本でカード(口座)に入金しておいて、それを現地で使ったり、ATMで現地通貨を引き出したりすることができます。
使い方的には、クレジットカードと基本的には一緒です。
私は使ったことがありませんが、口座にある残高の範囲でしか利用できないので、カードの盗難等のリスクの際に安心といったところでしょうか。
トラベラーズ・チェック
昔1990年代ころ、シティバンクに口座を持っていて、海外に旅行する機会があり、利用したことがあります。その時は学生だったので、「トラベラーズ・チェック」、つまり小切手を初めて持ち、大人のような感じになったのを思い出します。
最近は、あまり見なくなりました。
クレジットカードの海外ATMキャッシング
冒頭にありますように、最近は、ほとんどこれで現地通貨を入手しています。
海外のATMで必要な金額が出てきて、為替レートも実勢レート+αの少額で済むのがありがたいです。
ATMによってはトランザクション手数料をとるところもあります。(通常の両替と比べて、全く人を介さない取引なので、コストがかからないから当然なのですが。)
また、金利15.00~18.00%で約1ヶ月分の貸出利息が発生します。1万円相当です、約150円ぐらい。なお、前倒しで返済をすれば、利息は少なくすることができます。
余った現地通貨の使い道
最近「ポケットチェンジ」という存在を知りました。
これは、旅行で余った現地通貨を電子マネーやギフトコードに交換できるサービスです。
「ポケットチェンジ」の対象通貨は、
- <お札・コイン>:日本円、米ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン
- <お札のみ>:台湾ドル、シンガポールドル、香港ドル、タイバーツ、ベトナムドン
日本の場合、交換できる先は
- suicaなどの交通系電子マネー
- 楽天Edy
- App Store & iTunes ギフトカード
- Amazonギフト券
- WAON
- nanaco
再度、同じ国に行くならば、余った外貨を持っていても使い道があると思いますが、一回限りの国ならば、あるいは変にタンスで寝てしまうよりは、他の使い道に変えた方がいいと思います。
手数料込みの為替レートがどうなのか、わかりませんが。
Have a nice trip! ☻