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国家とハイエナ(黒木亮) | 小説の中の食事

 

 

小説の中に、食事の風景が登場することがあります。ストーリー展開には影響がないはずですが、登場人物の性格や、その場の雰囲気を表すのに食事が大切な役目を持つことがあります。

 

「国家とハイエナ(黒木亮)」の中の食事。 

この本の話は、貧国が発行する国債等の債権と、それを取得して大きな収益を狙うヘッジファンドの対立の構図で進んでいきます。

そのメインのストーリーの脇に、

  • 貧国の債権の減免を目指すNGOら
  • 空売り投資家

といった人物が登場します。

 

とある貧国の財務を担当する役人の食事

書類を雑然と積み上げた机で、豆と豚肉を煮込んだ料理にシマ(トウモロコシの粉を蒸した主食)の昼食をとっていたチズカは、血相を変えて駆け込んできた若い部下を見て眉をひそめた。

(上巻P.134)

 

 

貧国の債権の減免を目指すNGO関係者

沢木容子が、江東区の公団アパートのダイニング・テーブルで、ご飯、姫タケノコと油揚げの煮物と、味噌汁という昼食をとりながら、テレビのニュースを観ていると、

(上巻P.156)

 質素ながら、実直な食事の場面が1-2回ほど登場します。

 

 

空売り投資家

「うーん、このオレンジジュース、よく冷えてて、身体に染みる」

汗をかいたグラスのジュースを一口飲んで、北川は満足そうな笑みを浮かべる。

(上巻P.248)

 僻地にも足を運び、自ら情報を求める空売り投資家。一般者に近い。

 

 

ヘッジファンド

スターターの手長エビのモッツァレラ・チーズ添えがちょうど運ばれて来たところだった。イタリアの富裕層の間で今流行の素材を生かした和風の料理だった。

「ダッド、何かあったの?」

 (上巻P.329)

ヘッジファンドの食事は、これ以外に何度か登場していて、 ラグジュアリーな食事。

 

 

 ヘッジファンドに転職した元NGOスタッフ

白ワインで顔を赤らめたシーハンが、レモンを生牡蠣に絞って美味そうに頬張る。

(下巻P.69)

 経済的に大きな報酬を獲得することができた、元NGOスタッフ。少し浮ついた感じの食事場面が何度登場します。

 

 



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