「たこめし」の看板に、車の運転中に気になる。
沖縄本島の東側のエリア、「海中道路」あたり。
海中道路の手前あたりを車で走っていると、気になる看板が道沿いに現れてきます。
こんな看板です。
「たこめし」とデカデカと表示。
ちゃんと設置の許可を取った看板なのかどうかは不明ですが、道路沿いに多くの「ためし」の看板が現れてきて、その数の多さに、「たこめし」というのをよほどアピールしたいという熱意が伝わってくる感じです。
しかし、「たこめし」とは何か?
「タコライス」の進化系か?
あるいは、その名の通り「蛸ごはん」なのか?
奥が深い「タコライス」
沖縄のローカルフードの一つである「タコライス」。
沖縄を訪れたことがないと、「タコライス」と聞くと、海の「蛸(たこ)」と「ライス」の食べ物を思い浮かべてしまう人もいますが、「タコライス」は、メキシコ料理であるタコスの具材をごはんにのせた料理で、もともとは、沖縄に駐在している米兵向けの料理として考え出されたもの。
キングタコスの王道の「タコライス」
ちなみに、タコライス発祥のお店は「キンタコ」こと、「キングタコス」。
キンタコの「タコライス」は、こんな感じで、タッパにぎゅうぎゅうに詰められた形で供されます。一つで2人分ぐらいはある感じです。
海でシュノーケリングする時に、ランチとして買っていくことが多いです。
タコライスカフェ きじむなあの「オムタコ」
キンタコ以外にも美味しいタコライスのお店があり、「タコライスカフェ きじむなあ」というのがあります。
「タコライスカフェ きじむなあ」の「オムタコ」が美味しく、タコライスの上に、ふわとろ系のオムレツが乗ったものがオムタコです。
「タコそば」:タコライス+沖縄そば
タコライスの進化系と思えるのが、この「タコそば」です。
海洋博公園の近くにある「うみにわ」というお店には、「タコそば」という、沖縄そばをタコライス風にアレンジしたものがあります。
なかなか斬新な味で、タコライスと沖縄そばが好きな人は、楽しめると思います。
こんな感じで、「タコライス」というのは、沖縄の中で、いろいろな進化を激しくしている食べ物の一つです。
「たこめし」とは何か?
「たこめし」は、「タコライス」を日本語にしたような感じがして、さらに、看板が設置されているエリアは、そのタコライスの発祥の地「キンタコ」のある金武町に近いので、「新たなタコライスか?」と思ってしまいました。
「たこめし」の看板は一つだけでなく、通り沿いにいくつも現れてきます。あまりの看板の数に、「たこめし」というのをアピールしたいという熱意が伝わってきます。
しかし、最初に「たこめし」の看板を見かけたとき、「たこめしとは何だろう?」と気になりながらも、そのまま素通りしてしました。
「たこめし」を確かめに行く
その後何度か沖縄を訪れ、ある時、ついにこの「たこめし」のお店に行くことができました。
場所は、海中道路を渡った先にある浜比嘉島(はまひがじま)。
お店は、古民家的なものを想像していたら、かなり近代的な建物でした。
地域のコミュニティセンターのような感じ。
中に入ると、こんな感じの食事処があります。
さっそく「たこめし」を注文すると、
定食的な感じで小皿料理やお菓子などが出てきました。
たこめし・もずくとオクラのスープ・もずくとオクラのチヂミ・スィートポテトがついて950円(訪れた2014年の時の内容)。かなりリーズナブルな価格で、おトク感もあります。
「たこめし」という名前のとおり、蛸入り炊き込みご飯で和風な味付けです。
特に違和感なく、美味しくいただけました。
道路沿いにある「たこめし」の看板をよく見ると「蛸」がいるのですが、車を運転中は、看板をしっかりと見えていなかった。
沖縄で蛸が取れる?
なんでも、沖縄では「島たこ」としてタコも名物なのだとか。その名物の「島たこ」を調理したのが「たこめし」でした。
ミーバイ、グルクン、セーイカなどの沖縄の魚などは、今まで食したことがありますが、タコも名物だったとは。
Have a nice trip! ☻